薬剤性便秘とは、薬を服用している際に副作用として便秘が起こることを指しています。
便秘の原因となる薬としては、パーキンソン病治療やうつ病治療に使用される抗コリン作用剤、ガンの痛み緩和に使用する麻薬、制酸剤、カルシウム剤などがあげられます。
重度の病気に対する薬も多く、便秘が起こるからといって服用を中止できないケースが多くなることはすぐにわかるでよう。この場合には、下剤を併用しながら便秘対策をすることになります。
薬剤性便秘における便をはじめとする腸内有害物質の排除に利用されるのは、浸透圧性下剤という種類の薬です。たとえば、酸化マグネシウム、硫酸マグネシウムなどが該当します。
これらの薬は水溶性無機塩類となっているため、腸管から吸収されにくいという特徴があります。
そのため、浸透圧作用によって腸管からの水分を吸収しながら維持していき、腸の中にある排泄物を液状にするとともに腸の蠕動を促していきます。
浸透圧性下剤は大量の水と一緒に服用すると効果がアップし、おおよそ1時間から2時間程度で効き目が感じられます。
習慣性が少ないというのがメリットで、長期間の使用も可能になっています。ただし、腎障害がある人の場合は、高マグネシウム血症を起こす可能性も否定できません。また、けいれん性便秘には使用することができません。
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